巨人 菅野 13K完封 27イニング連続無失点で 防御率1点台に

[ 2018年5月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―0中日 ( 2018年5月12日    東京D )

7回2死二、三塁藤井から三振を奪い雄叫びをあげる菅野                                                                                                                                            
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 巨人・菅野智之投手(28)が11日、中日戦に先発し、今季2度目の完封で4勝目を飾った。9回5安打無失点で自己最多タイの13奪三振。12年の杉内以来4人目となる球団タイ記録の7者連続奪三振もマークした。これで27回連続無失点となり、防御率も1・93。05年以降、史上最多4万6855人が集まった本拠地のファンを、エースが魅了した。

プロ野球は数字との闘いと言われる。時に菅野でさえ「皆さんが思っている以上に数字と闘うのは苦しい」と重圧になる。だから、数字が凄さを物語る。

 この日は「7者連続」だった。「(記録は)知らなかった。偉大な先輩に並べてうれしい」。2回1死。福田から始まり、4回の京田までバットが空を斬り続けた。自己最長の7者連続奪三振。ゾーンで勝負しながら圧倒した。セ・リーグ記録の8者連続に1個及ばなかったが、球団タイまで伸ばした。

 要因は「フォークだと思う」と分析した。3月30日の開幕戦では1球も投げなかった球種を、序盤から多投する「幅」を見せた。7者連続奪三振の2〜4回は計9球も投じた。「後半はそれでストレートが生きた。真っすぐが甘くても、空振りになってくれた」。自己最多タイ13奪三振。全て空振りで奪った。

 「野球偏差値」がずばぬけて高い。「前回登板の初球から最後の球まで全配球を言える」と回想したことがある。昨季から球団が導入したトラックマンでは、チーム随一の球の回転数を叩き出す。メジャーにも精通していて、昨年のWBC準決勝で対戦した米国の打者の名前と顔は、データを入手する前から頭に入っていた。

 東海大相模の後輩・小笠原との投げ合いを制し「まだまだ立ちはだかりたい」と言った。7回無死二、三塁、9回無死三塁と終盤にピンチをつくったが、最後まで「0」を並べた。高橋監督が「ノーアウトからのピンチでねじ伏せた」と称える気迫でチームを3連勝に導き、自身4連勝。今季2度目の完封勝利に「最高の気分です。1点でも取られたら意味がない。意地で抑えました」と言った。

 無失点は、自身の持つ30イニング連続に迫る27イニングまで伸ばした。「首位の広島を捉えて、優勝できるように頑張りたい」。今季3戦3勝の「橙魂デー」に、東京ドームは05年の実数発表から最多入場者を記録。全ての「数字」の中心に、菅野がいた。(神田 佑)

○…菅野(巨)が7者連続を含む自己最多タイの13奪三振。7者以上の連続奪三振は57年梶本隆夫(阪急)、58年土橋正幸(東映)の9を筆頭に30人、32度目。1リーグ時代も含め巨人では12年杉内以来6年ぶり4人目の最多タイ記録になった。なお、菅野の連続奪三振は全て空振り。7者連続の空振り三振は15年森(ソ)以来で、セでは94年佐々木主浩(横)以来24年ぶり。

 ○…菅野は今季2度目の完封勝利。4月20日阪神戦の9回から続く連続イニング無失点を27まで伸ばした。自己最多は16年の30イニングとなっており、あと3イニング抑えれば自己記録に並ぶがどうか。

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