智弁学園、天理にコールド圧勝 2年・塚本、2打席連発含む3安打4打点

[ 2018年5月12日 14:42 ]

高校野球・春季奈良大会準決勝   智弁学園10―0天理(5回コールド) ( 2018年5月12日    佐藤薬品スタジアム )

<智弁学園・天理>2打席連発を放った智弁学園・塚本はホームランボールを手に笑顔を見せる
Photo By スポニチ

 智弁学園は「3番・三塁」で先発した塚本大夢内野手(2年)の2打席連発を含む3本塁打が飛び出し、5回コールドで圧勝した。

 好調ぶりを示すように、バットから次々とヒットが飛び出す。塚本は初回1死一塁から中安打で好機を広げ、3回先頭の第2打席では初球をすくい上げて左越えソロ。

 「スライダーを待っていた。会心の当たりでした」

 4回は無死一、二塁で、代わったばかりの前田から再びスライダーを捉えて左中間へ3ラン。5回コールドの条件となる10点目を叩き出し、スタンドのどよめきを誘った。3打数3安打4打点で、今大会は5試合で5本塁打の量産。高校通算本塁打を9本まで伸ばし「たまたまです。思い切り振れているのがいいのだと思う」と照れ笑いした。

 今春の選抜では2試合で7打数無安打。小坂将商監督から「夏に打てるように、悔しさを持って練習しろ」と励まされ、早くも結果で応えている。

 チームとしても5試合連続コールド勝ちで、計12本塁打とよく振れている。指揮官は「貧打と言われていたので、これが自信になったらいい。天理には昨年夏に(準決勝で)敗れていたので、きょうの勝ちで嫌なイメージが消えたと思う」と目を細めた。

続きを表示

2018年5月12日のニュース