メッセ 雨天中止の翌日登板は3戦3勝「雨ッセ、雨ッセ」

[ 2018年5月4日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―2DeNA ( 2018年5月3日    甲子園 )

<神・D>力投するメッセンジャー
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 格好良いパパの姿を見せた。今季最多の観衆4万6596人の前で、阪神・メッセンジャーが7回6安打1失点。5回には自ら中前打を放って逆転の走者となり、上本の左中間二塁打で一塁から生還した。リーグ単独トップの5勝目を手にし、2男2女の子供たちに囲まれ笑顔を見せた。

 「初回に先制されたけど、その後は我慢強く投げられた。大事な場面で思ったところに投げられている」

 5本の二塁打を許しながら最少失点に抑えた。前日は雨天中止。2週連続スライド登板に「雨ッセ、雨ッセ。早く投げたい」とジョークを飛ばしつつ、集中力を保った。これで雨天中止の翌日登板は今季3戦3勝。またもや「雨のち晴れ」の快投で、防御率もリーグ1位に浮上した。

 「ゴールデンウィーク こどもまつり」と題した試合で、スコアボードの選手名はひらがな表記された。メッセンジャーも妻子を招待。自身の少年時代はバスケットボールにも打ち込み、NBAのマイケル・ジョーダンに憧れた。4月に国内FA権を取得し、来季から日本人扱いとなる助っ人は、日本の少年少女に「夢中になっていることを楽しみながらやってくれたら」とメッセージを送った。

 チームは今季2度目の3連勝で4月20日以来の貯金1。大黒柱が2位浮上に導いた。(山添 晴治)

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