【槙原寛己氏視点】巨人救援陣の調子戻るまで先発奮起せよ

[ 2018年5月4日 10:30 ]

セ・リーグ   巨人2―3広島 ( 2018年5月3日    マツダ )

<広・巨>6回から登板し失点した沢村
Photo By スポニチ

 6回、巨人・沢村が出てきたときはおやっと思った。今季は回またぎもやっているが、基本的に1イニング限定で投げてきた投手。6回から登板すれば2イニング投げなければならない。1イニングならエンジン全開でいけたところ無意識のうちにペース配分した分、追いつかれたような気がする。

 先の8連勝は菅野、山口俊による3完投があって、ほとんどが大勝。1点、2点リードを継投で守り切るという展開の試合はなかった。抑えのカミネロにはこの間、セーブが1個しかついていない。この日決勝点を奪われたように球速表示と球威が一致していないマシソンともども、投げてみないと分からない状態だ。

 これで1勝4敗となった広島戦。4敗のうち3敗が1点差と競り負けしている。首位を狙うには継投パターンの確立が急務。マシソンやカミネロが本調子になるまで先発陣が奮起して最低でも6回、7回は投げないと苦しい。ベンチにも腹をくくってもらいたい。(スポニチ本紙評論家)

続きを表示

2018年5月4日のニュース