グラブに謙信スピリット…夢を追う26歳のオールドルーキー・渡辺雄大

[ 2018年1月8日 10:30 ]

渡辺雄大のグラブには「毘沙門天」の刺繍が
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 オレンジ色のグラブには「毘沙門天」の刺繍があった。昨年の育成ドラフト6位でソフトバンクから指名を受けた、渡辺雄大投手は「自分は元々、歴史が好きで、大学(青学大)でも史学の勉強をする授業を受けていました」と説明してくれた。

 好きな武将を聞くと、間髪入れずに「上杉謙信」と返ってきた。上杉謙信は信仰していた毘沙門天の文字「毘」を軍旗に使用していたことで知られる。グラブの文字の隣には、龍の刺繍もあった。

 中越(新潟)では甲子園出場はなし。青学大ではリーグ戦での登板はかなわなかった。それでも、夢を追った。BCリーグの新潟で4年間、プレー。変則気味のフォームがスカウトの目に留まり、プロ入りの道が開けた。

 ソフトバンクの新人選手の中では一番乗りで入寮した。室内練習場では隅っこで目立たないように、黙々と汗を流していた。ネットスロー後に話を聞いた。「僕は2月のキャンプではアピールして名前を覚えてもらわないといけない」と調整ペースを早めているという。

 正月には母校の青学大が箱根駅伝で4連覇。「テレビで見ながら応援していた。1年のスタートに母校が優勝して、僕もいいスタートを切ったような気持ち」と喜んだ。才能豊かな投手が抱負なソフトバンクで競争を勝ち抜くことは容易ではない。それでも、夢を追い続けた26歳のオールドルーキーの挑戦に、注目している。(記者コラム・川島 毅洋) 

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