巨人ドラ2岸田「走れる捕手」だ!快足飛ばし内野安打&二盗

[ 2017年11月6日 05:30 ]

スポニチ後援社会人野球日本選手権第4日   大阪ガス5―1三菱自動車岡崎 ( 2017年11月5日    京セラD )

8回1死、大阪ガス・岸田は三塁前に内野安打
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 社会人野球の日本選手権は1回戦2試合が行われ、5大会連続出場の大阪ガスは巨人からドラフト2位指名を受けた岸田行倫捕手(23)が三菱自動車岡崎戦で、快足を飛ばして内野安打を放つなど勝利に貢献。3投手による1失点継投をリードした。東京ガスは1年目の臼井浩投手(23)がNTT西日本を3安打に抑える完封で、それぞれ2回戦に進んだ。

 岸田が足で見せ場をつくった。3打席無安打で迎えた8回の第4打席、詰まった当たりの三ゴロで送球するよりも早く一塁ベースを駆け抜ける内野安打。次打者の打席では二塁盗塁に成功し、走れる捕手をアピールした。「クイックが大きかったので行けるかなと思って。サインも出てました」。50メートルを6秒2で走る脚力はプロでも武器になりそうだ。

 リード面では、3投手の継投で1失点に導き「0点の方がいいですが、最少失点だったので」と岸田。二塁送球1・9秒の強肩を誇るが、2盗塁を許し「初回の盗塁はいいボールが行ったと思ったんですが…」と悔しがった。巨人入り後は小林らとの正捕手争いが待つが、戦いは今から始まっている。

 ◆岸田 行倫(きしだ・ゆきのり)1996年(平8)10月10日、兵庫県生まれの21歳。川西南中時代は兵庫タイガースに所属。報徳学園では1年春からベンチ入りした。14年にU―18アジア選手権に出場し、準優勝に貢献。15年に大阪ガス入社。1メートル76、80キロ。右投げ右打ち。

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