【追球】DeNA浜口に「ワンバンは俺が全部止める」 信頼の“高城ブロック”

[ 2017年10月20日 09:10 ]

セ・リーグCSファイナルS第2戦   DeNA6―2広島 ( 2017年10月19日    マツダ )

<広・D>浜口のワンバウンドの投球を体で止める高城
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 DeNA・高城のブロッキングがチームを救った。2―0の4回1死一、二塁。浜口が投じた新井への5球目のカーブはワンバウンドしたが高城が体を張って止め、進塁を許さなかった。走者一、二塁のまま、2死から西川に左前打されたが1点止まり。二、三塁なら同点の場面だった。

 4回まで浜口が投じたワンバウンド投球は13球。序盤に2暴投はあったが、高城が止め続けた。光山バッテリーコーチは「結果的に2暴投だがジョー(高城)じゃないと止められないボールもあった」と振り返る。戸柱、嶺井に続く第3捕手の立場だがブロッキングは一番うまいという。

 高城が今季先発した19試合はすべて浜口とのバッテリーだが、カーブを使ったのはこの日が初めて。高城は言った。「スライダーは腕が横振りになる。縦振りのカーブなら腕が振れる。“ワンバウンドは俺が全部止めるから腕を振れ”と声をかけ続けた」。投手を信頼させるブロッキング技術が、広島打線まで止めた。 (君島 圭介)

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2017年10月20日のニュース