ドジャース 29年ぶりワールドシリーズ進出!マエケンまたも完璧救援

[ 2017年10月20日 12:18 ]

ナ・リーグ優勝決定S第5戦   ドジャース11―1カブス ( 2017年10月19日    シカゴ )

<カブス・ドジャース>第5戦にリリーフ登板した前田 (AP)
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 米大リーグのプレーオフは19日(日本時間20日)にナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第5戦が行われ、ドジャース(西地区1位)がカブス(中地区1位)を11―1で下し、通算4勝1敗で、1988年以来、29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。この試合で前田健太投手(29)が2番手の投手として登板し、1回を無安打無失点の好リリ―フ。2つの三振を奪う快投で相手打線を三者凡退に切って取った。

 前日の第4戦では4安打2得点と沈黙したドジャース打線。しかし、第5戦は初回に3番・ベリンジャーの適時二塁打を口火に16安打11得点と爆発した。6番・ヘルナンデスは2回にソロ、3回に満塁弾、そして9回には2ランと1試合3本塁打の活躍。投げてはエースのカーショーが6回3安打1失点の好投で今プレーオフ2勝目を挙げた。

 前田はこのカーショーの後を受け、7回からマウンドへ。先頭の5番・コントレラスを空振り三振に切って取ると、続くラッセルを中飛に打ち取り2アウト。バエズに対しては1ボール2ストライクと追い込み、最後は151キロのストレートで見逃し三振を奪った。この日の球数は10球。これでプレーオフに入り、登板5試合すべてで1回無安打無失点と完璧なリリーフを続けている。

 敗れたカブスは先発のキンタナが2回6安打6失点と崩れ、打線も4安打1得点と沈黙。チームは昨季、108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たしたが、地元シカゴのファンの前で大敗を喫し、連覇の夢が断たれた。

 今季メジャートップの104勝をマークしたドジャースは、プレーオフでもその強さをここまでいかんなく発揮。シーズン途中にトレードで獲得したダルビッシュはプレーオフ2戦2勝。リリーフに回った前田も活躍を見せている。ア・リーグ優勝チームとのワールドシリーズ(7回戦制)は24日から始まる。

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