ドリス 来季も単独2年連続セーブ王だ 球団史上初へ「もっと良い状態で」

[ 2017年10月20日 05:30 ]

仲良くサムアップポーズで帰国したドリス(右)とマテオ
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 今季、阪神の守護神を務めたラファエル・ドリス投手(29)が19日、関西国際空港発の航空機でドミニカ共和国へ帰国した。来季は球団史上初となる単独での2年連続セーブ王へ意欲を見せ、さらなるレベルアップを誓った。

 「セーブ王を考えてプレーするつもりはないけど、毎年、毎年、いつも良くなっていないといけないので、そこだけを考えていく」

 重圧から解放されても、安堵(あんど)することない。絶対的存在として最終回のマウンドに君臨してきた右腕は、早くも来季へ視線を向けた。

 球団では、14年から呉昇桓(オ・スンファン)が、2年連続でタイトルを奪取しているものの、15年はバーネット(ヤクルト)と分け合っているため、単独での“王座防衛”となれば、球団史にその名が刻まれる。今季同様、チームの勝利に数多く貢献した先に、快挙が待っている。

 オフは「昨年と同じように」と、首都・サントドミンゴでミニキャンプを張って、体力強化に努める。昨オフは、9月下旬に右肘を手術し、リハビリに専念。一転、今オフは、たっぷりとトレーニングに充てられる。技術、体力両面でのスケールアップに取り組むことが可能だ。

 「(今年は)一年間、良いシーズンだったので来年もまた(日本に)来れるなら、もっと良い状態で来れるようにしたい。(オフの楽しみは)友達とドミノをして、音楽を聴いたり、ワインを飲んだりね」

 束の間の休息を経て、最強守護神への一歩を踏み出す。(遠藤 礼)

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2017年10月20日のニュース