メッセ G斬り6勝 骨折の鳥谷出場に燃えた「信じられない超人ぶりだよ」

[ 2017年5月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6―1巨人 ( 2017年5月25日    甲子園 )

<神・巨>8回1失点と好投したメッセンジャー(右)は梅野とタッチ
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 8回、ベンチで握手を求めてきた香田投手コーチの手を、阪神・メッセンジャーは“固く握り返した”。「手を離したくなかったが、あの球数なので状況は理解していたよ」。8回で127球。しかも5点差が付いていただけに降板やむなしだが、完投するつもりでいただけに降板指令には苦笑い。簡単にマウンドを譲らないところに、エースのプライドが詰まっていた。

 巨人に3連敗は許されないマウンドで、上々の内容だった。序盤、ストライクゾーンの判定に納得いかない場面もあったが、気持ちを落ち着かせた。「自分に対してイラッとしてしまった。その後はリラックスして、1人1人と心がけて投げた」。2回に1点を返されたものの、3回以降は無失点。4番阿部を2三振を含む4打数無安打に抑えて、打線のつながりを切った。「三振が一番良い場面では理想的に取れた」と、今季3度目の2桁奪三振となる10三振。8回1失点で菅野に並ぶリーグトップの6勝目を挙げた。23日の初戦でチームは菅野に牛耳られたが、虎のエースも負けてはいなかった。

 心を震わされるマウンドでもあった。鼻骨骨折の鳥谷が休まずに試合に出場。「信じられない超人ぶりだよ。強い気持ちを持って試合に出るんだから。1年目から、俺は『マシーン』と呼んでいるんだよ」。来日した8年前の10年。鳥谷は守備中にマートンと交錯し、腰椎を骨折しても試合には出続けた。その鉄人ぶりに刺激を受けたというが、それを知っているメッセンジャーも長らくマウンドを守ってきた証だ。首位を走るチームには力強いエースがいる。

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