【佐賀】龍谷 タバコで部室火事…4強進出も辞退も

[ 2016年7月22日 05:30 ]

焼けた着替えや教科書などが運び出された龍谷高校野球部の部室前

第98回全国高校野球選手権佐賀大会準々決勝 龍谷6―4鹿島

(7月21日 みどりの森県営)
 佐賀大会準々決勝に勝った龍谷は、野球部部室で火事が発生。試合会場に向かう前の喫煙が原因として浮上した。

 夏の甲子園2年連続出場へ佐賀大会であと2勝としていた強豪・龍谷が、大会途中に出場を辞退する可能性が出てきた。

 21日午前11時25分ごろ、龍谷野球部の部室から煙が出ていると、近くを通りがかった男性から119番通報があった。部室棟は鉄筋コンクリートの2階建てで、野球部の部室は1階にあった。同校の教員らが消火活動にあたり、火は約10分後に消し止められ、佐賀広域消防局によると火災発生は11時23分頃で、鎮火は同39分頃。ただ、消防車6台、救急車1台が出動する大騒ぎとなった。ケガ人はいなかったが、床や壁の一部約15平方メートルが焼けた。焼け跡からは燃えた着衣のほか、金属製の蚊取り線香の入れ物と、その中からたばこ1箱、さらに約20本の吸い殻が見つかったという。

 関係者によると、当時、部室には8人の部員がおり、午後0時30分開始予定の佐賀大会の準々決勝・鹿島戦(みどりの森)に向かうため、午前10時30分前後に部室を出た。佐賀署の事情聴取に対し、複数の部員が喫煙の事実を認めた上で「部室で喫煙し、たばこの煙の臭いを消すために、蚊取り線香をたいたまま部屋を出た」と話しており、蚊取り線香の火の不始末が出火原因の可能性もあるとみて調べている。

 龍谷は昨夏の佐賀大会の優勝校で、春夏の甲子園に計4度出場しており、今夏の佐賀大会でも優勝候補に挙がっていた。初戦となった15日の2回戦・鳥栖戦は延長13回の激闘を制し、この日の準々決勝・鹿島戦でも一時は0―4とリードを許しながらも、打線の奮起で6―4で逆転勝ち。順調にいけば、24日の準決勝で神埼と唐津商の勝者と対戦予定になっているが、関係者の話によると出火した部室にいた8人のうち4人が今大会のベンチ入りメンバーで、準決勝への出場は極めて難しいものとなりそうだ。

 徳山誠一朗監督(37)は同校で社会科の教諭であると同時に、生活指導も担当していた。原田淳野球部長は「非常に残念。佐賀高野連には報告し、日本高野連の指示を仰いでもらっているところです。部員には野球以外の部分でも訴えかけてきたつもりでしたが…」と話した。

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