メジャー最速再び!チャプマン169キロ×2「体が少し軽かった」

[ 2016年7月20日 05:30 ]

2―1で逃げ切り、勝利を喜ぶチャプマン(右から2人目)らヤンキースナイン(AP)

ア・リーグ ヤンキース2-1オリオールズ

(7月18日 ニューヨーク)
 最速守護神が仁王立ちした。ヤンキースのチャプマンが2―1の9回に登板し、105マイル(約169キロ)を2度記録。観客のどよめきを誘い、19セーブ目を挙げた。

 「調子はいつも通りだったけど、体が少し軽かったかな。(球速は)歓声を聞いて分かった」。1死からハーディへの6球目は内角低めに外れたが、場内には「105」の表示。大リーグ公式サイトの「スタットキャスト」によれば105・1マイルで、10年レッズ時代の自身の数字に並んだ。現行の計測システムが導入された06年ポストシーズン以降の大リーグ最速タイでもある。2死一塁では104・9マイルでフラーティのバットを折り、力のない二ゴロで締めた。

 不振に苦しむロドリゲスが57打席ぶりの一発となる先制の9号ソロ。7回からベタンセス、ミラー、チャプマンの救援3本柱で1点のリードを守り抜いた。地区首位オリオールズとの初戦を制し勝率5割に復帰。ジョー・ジラルディ監督は巻き返しへ「明日に集中するだけ」と一戦必勝を強調した。(大林 幹雄)

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2016年7月20日のニュース