元巨人・松本竜也、高木京介両選手を書類送検 野球賭博容疑

[ 2016年7月20日 11:37 ]

 プロ野球巨人の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策4課は20日、賭博の疑いで松本竜也(23)、高木京介(26)の元選手2人を書類送検した。組対4課は4月、胴元役として、賭博開帳図利の疑いで元飲食店経営斉藤聡被告(38)=公判中=を逮捕。元選手2人は斉藤被告の客だった。容疑を認めている。

 送検容疑は2014年、斉藤被告が開いた野球賭博の客として、プロ野球の公式戦で携帯電話のメールを使って勝敗を予想し、金銭を賭けた疑い。捜査関係者によると、松本元選手は同年8~9月の数試合で約40万円を、高木元選手は同年5月の1試合で10万円を賭けたという。

 賭博開帳図利ほう助と常習賭博の罪で起訴され、公判中の笠原将生被告(25)も斉藤被告の客で、高校野球とプロ野球の5試合を対象に賭けていた。松本、高木両元選手は笠原被告に誘われ、笠原被告を通じて賭けに参加していたという。

 さらに組対4課は今年7月、賭博開帳図利の疑いで、斉藤被告とは別の胴元役だった松永成夫容疑者(40)ら大学院生2人を逮捕。14年3月~15年8月、笠原被告と福田聡志元選手(32)の2人と一般客6人の計8人が計約30試合に賭けたとされる。

 同課は松永容疑者が開いた賭博についても、賭博容疑で笠原被告を追送検し、福田元選手を含む残り7人の客も書類送検する方針。

 巨人は20日、「今後も捜査に全面的に協力するとともに、再発防止の取り組みを全力で続けていく」とするコメントを出した。

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2016年7月20日のニュース