死球が発端で両軍総出!剛速球受けた当事者は「乱闘も試合の一部」

[ 2016年6月8日 15:11 ]

<オリオールズ・ロイヤルズ>オリオールズのマチャド(左)はコーチになだめられる (AP)

ア・リーグ オリオールズ9―1ロイヤルズ

(6月7日 ボルティモア)
 7日に行われたオリオールズ―ロイヤルズ戦で、両軍ベンチ総出の大乱闘となる事態が発生した。これにより、オリオールズのマニー・マチャド内野手(23)とロイヤルズのヨルダノ・ベンチュラ投手(25)が退場処分を言い渡された。

 5―1とオリオールズのリードで迎えた5回、ロイヤルズの先発・ベンチュラが投じた159キロのストレートがマチャドの腰を直撃。迷わずマウンドへと向かったマチャドはベンチュラにパンチをお見舞いすると、体を抱え込みその場に叩き倒した。この混乱を収めようと両軍の選手、コーチ陣がマウンドに集まったが、当事者の2人は興奮状態。その後も、マウンドから離れて激しい言葉が交わされた。

 試合後、メディアの取材に応じたマチャドは「(暴力を働いたことに)何の後悔もない。あれも試合の一部さ」とコメント。「159キロの投球を受けたら、ケガするだろ。その一球でキャリアが終ってしまうことだってあるんだよ」と語気を強めた。一方のベンチュラは「きょうの登板では変化球を低目に集め、ストレートは内角に投じるというプランを立てていた」と話し、マチャドへの死球が故意ではないことをアピールしていた。

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