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原口 育成経験野手初の月間MVP「いずれは阪神背負う」

[ 2016年6月8日 05:30 ]

<ロ・神>2回表1死から左翼ポール際の打球を放つ原口

 セ、パ両リーグは7日、5月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セはDeNA・石田健大投手(23)と阪神・原口文仁捕手(24)、パはソフトバンクのデニス・サファテ投手(35)と日本ハムのブランドン・レアード内野手(28)が選ばれた。4人とも初受賞となった。

 シンデレラストーリーを描き続ける原口がまた新たな勲章をつかんだ。5月の月間MVP選出という吉報を「うれしいのひと言です」と素直に喜んだ。4月27日に支配下選手に復帰して翌月で受賞。育成選手を経験した野手としては史上初の快挙となった。

 「鳴尾浜で6年間、こういう日を目標にやってきました。そこで教えていただいたことが今の結果に出ているのだと思います。周りの人に感謝しかないです」

 壇上で大量のフラッシュを誇らしげに浴びた。5月は23試合で先発マスクを被り、打率・380、5本塁打、17打点の好成績。5月19日の中日戦(甲子園)ではプロ初のサヨナラ打を放ち、捕手としても強気のリードで投手陣を引っ張った。攻守で奮闘した1カ月間を「1打席1打席、食らいついて行ったのが結果につながったと思います」と謙虚に振り返った。

 阪神の野手では10年8月の鳥谷以来で、捕手に限れば75年4月の田淵幸一以来の受賞。偉大な先人に続いても満足感はまだなかった。「まだまだ未熟すぎるので、さらに気を引き締めてやらないといけないと思います。これを財産にして、いずれは阪神を背負って立てるような選手になれるよう頑張っていきます」。経験を積めば積むほど次の課題に直面する日々。やっと切り開いた道で立ち止まる気はない。

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