ロッテ 最年長40歳・井口が“号砲” CSへ1差キープ

[ 2015年9月23日 05:30 ]

<ロ・楽>初回2、中越え3ランを放った井口(右)

パ・リーグ ロッテ8―2楽天

(9月22日 QVC)
 ロッテにとって11試合ぶりの本塁打が猛打爆発の「号砲」だった。初回2死一、二塁でチーム最年長40歳の井口が、低め直球を豪快にバックスクリーンに叩き込んだ。8月20日以来となる先制の6号3ラン。「久しぶりにいい感触だった。チームも自分にとっても久しぶりの本塁打」と約1カ月ぶりのアーチの感覚に酔いしれた。

 3回に清田の2点適時打で追加点を奪うと、7回には鈴木にも6号2ランが飛び出して勝負を決めた。鈴木が「井口さんの一発で完全に勢いがついた」と言えば、伊東監督も「初回に一振りで3点を取れたからね。あれが効いたね」と絶賛。2試合連続の2桁安打で2連勝を飾り、この日勝った3位・西武との1ゲーム差をキープした。

 井口は今季が3年契約の2年目で、球団幹部は「きょうもこれだけ活躍しているからね」と高く評価している。41歳で迎える来季も構想に入るのは確実だ。「負けられない試合が続くけど、チーム全体で勝ちにいくだけ。ここまで来たらトーナメントのようなものだから」と井口。残りは12試合。ベテランも若手も目指す場所は「CS」ただ一つだ。(重光 晋太郎)

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2015年9月23日のニュース