阪神・和田監督 中村GM訃報にショック「気持ちの整理つかない」

[ 2015年9月23日 18:18 ]

<巨・神>ぼう然とした表情で引き揚げる阪神・和田監督

セ・リーグ 阪神2―3巨人

(9月23日 東京D)
 阪神は土壇場の9回に代打・関本の適時打で試合を振り出しに戻したが、その裏に守護神の呉昇桓がつかまりサヨナラ負け。3連敗で首位ヤクルトとのゲーム差は4に広がり、優勝争いから大きく後退した。

 先発のメッセンジャーは初回に片岡に先制ソロを浴びた後は立ち直り、走者を出しながらも6回までスコアボードの0を並べた。しかし7回、ともに代打の亀井と高橋由に打たれて勝ち越し点を献上。2番手としてマウンドを託された呉昇桓は8回は3人で終えて9回の同点劇を呼び込んだが、2イニング目となった9回に亀井の右前打から1死二塁とされると、寺内に高めの直球を左中間へと運ばれた。

 この日の正午前、ゼネラルマネジャー(GM)の中村勝広さんがチームの遠征先だった東京都内のホテルで急逝した。現役時代は好守好打の二塁手として活躍。引退後は90年から95年途中まで監督として指揮を執り、12年9月にGM就任後は西岡、福留、呉昇桓、ゴメスらの補強に携わった。チームが逆転優勝を目指す中での突然の悲報。和田監督は試合後、「気持ちの整理がついていない」と話した。

続きを表示

2015年9月23日のニュース