父性を感じさせる真中監督 V争い佳境での愛読書は「母性」

[ 2015年9月23日 08:30 ]

山中と握手する真中監督(左)

 残り9試合で首位に立つヤクルト。2年連続最下位のチームを引き継いだ真中監督の手腕は大きい。真中監督といえば、球界きっての読書家で知られる。月に平均3、4冊を読破。ビジネス書から、ヤクルトファンクラブ名誉会員でもある村上春樹著の「1Q84」など小説までジャンルは多岐にわたる。書籍を選択するポイントは「インパクトかなぁ。書店に入って、その本が“買って欲しい”って顔をしていたら購入するね」と独特の言い回しをする。

 ただ、シーズンはV争いの佳境。「睡眠はたっぷり取れているけど、最近は考えることが多くて、活字が入ってこなくなった」とも言うが、読書は継続。「練習終わって、試合始まるまでの1時間ぐらい、読んでいる時もあるよ」という。試合前の全体ミーティングには開幕戦以外、参加していない。コーチ陣と選手に任せる、という基本方針があるからだ。その分、選手をつぶさに観察し、ポイント、ポイントで有効な言葉を掛ける。“昭和の父”を思わせる距離感で、「サラリーマン社会でもそうだと思うけど、上司が駄目なら駄目で、部下はしっかりやるもんです」と謙遜する。

 そんな指揮官の現在の愛読書は、湊かなえ著の「母性」。「好きなんですよね。“告白”は原作も読んだし、映画も見ました」。その映画も真中監督の趣味の一つ。「最近は行けてないけど、よく1人で行きます。1人がいい。1人で自由に時間を使うのが好きなので」。リーグ優勝、ポストシーズンの先には、そんな大好きな時間が待っている。(東山 貴実)

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