原監督してやったり 「意外性の人」寺内プロ初劇打で巨人救った

[ 2015年9月23日 18:50 ]

<巨・神>サヨナラ打を放った巨人・寺内はスタンドの声援に応える

セ・リーグ 巨人3―2阪神

(9月23日 東京D)
 巨人は途中出場の寺内がプロ初となるサヨナラ安打を放ち、劇的な勝利。首位ヤクルトとの2ゲーム差をキープ、マジック点灯を阻止したヒーローは「明日も勝つ!!」とお立ち台で絶叫し、本拠地を埋めたファンに4連勝を約束した。

 白星まであとアウト2つの場面で守護神・沢村が同点打を浴び、嫌なムードで迎えた9回裏。亀井の右前打などで1死二塁の好機を築くと、打席に入った寺内は「難しく考えずに思い切って全部振ろうと…」。呉昇桓の5球目の直球にバットを合わせると、打球は遊撃手の頭上を越えてサヨナラの中前適時打となった。

 「最高の気分。監督が代打を出さずに打席に立たせていただいたので、何とか決めてやろうと思っていた」とお立ち台で表情を緩めた背番号00。今季は5月24日に左ふくらはぎの肉離れで登録を抹消され、今月19日にようやく1軍に復帰。終盤戦の大事な場面で大仕事をやってのけた32歳に、原監督も「意外性を発揮できる人。期待してました」とニンマリだった。

続きを表示

2015年9月23日のニュース