下関商　下関対決制し２０年ぶりの夏切符！本塁打ゼロでＶ

＜下関商・下関国際＞20年ぶりの甲子園を切符を手にし喜びあう下関商ナイン

第９７回全国高校野球選手権山口大会決勝 下関商５―１下関国際

（7月28日 山口県西京）
　「Ｓ」と力強くプリントされた紺色のユニホームが輝いた。下関対決を制したのは下関商だ。

　大会６試合でチーム本塁打０。派手さはない。佐々木大輔監督は「野手の小技と投手陣の安定」を勝因に挙げた。練習のフリー打撃では１時間をかけて各打者がバント練習をする。投手陣は６試合中４試合を継投して勝ち上がった。

　この日もリリーフの村長を初回から準備させるなど、投手交代が聖地でも鍵を握りそうだ。前回出場の２０年前は初戦で三重を破ったが、続く３回戦で創価（西東京）に零敗。指揮官は「予選のような試合運びをしたい」とプランを描いた。

　◆下関商（山口）陸上部も盛ん。ＯＢに西鉄で活躍した池永。