赤星氏×競輪・浅井が夢コラボ 「Ring of Red」参加

[ 2015年7月29日 09:30 ]

社会貢献活動で夢のコラボ活動を誓い合う赤星憲広氏と競輪の浅井康太(右)

 今夏、夢のコラボが始動する――。元阪神タイガースの赤星憲広氏(スポニチ本紙評論家)が、引退後も社会貢献のために活動している「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」に、最高ランクのS級S班(約2500人中9人のみ)として競輪界をリードする浅井康太(31=三重)が名乗りを上げた。

 2011年から4年連続でKEIRINグランプリに出場。最高ランクのS級S班として競輪界をリードする浅井が、プロ野球選手を引退後も社会貢献活動を続けている赤星氏に共感し、ラブコールを送るまでにそう時間はかからなかった――。

 浅井は本年度から「常歩(なみあし)式スポーツ上達法」などの共同著者であり、愛知県小牧市にある五体治療院院長の小山田良治氏とともに「プロジェクト5(ファイブ)」を立ち上げた。これは「Keep Left」というオリジナルデザインTシャツの販売利益全額で、社会福祉などに貢献しようという活動。浅井はそれに加えて「Ring of Red」の基盤である車イス寄贈や募金活動にも携わりたいと名乗りを上げたのだ。公営ギャンブル選手がこの活動に参加するのは初めて。

 もちろん赤星氏は浅井の申し出を快く承諾し、「浅井君の話を聞いて本当にうれしかった。思っていても行動に移せない人やきっかけを逃している人はたくさんいる。すぐに行動に移せた浅井君は凄いと思う」と称賛。「自分も最初は偽善者だとか、売名行為とか言われた。せっかくいいことをするんだから、浅井君自身にも業界的にも、いい方向に向かうように全力でバックアップしていきたい」と話した。

 赤星氏からアツい激励を受けた浅井も「競輪では負けたときのヤジも応援と同じ。そういうことを言われる覚悟はできてるし、慣れてますから(笑い)。今の自分にできることを、継続的にやっていきたい」と志を共にすることを誓い、甲子園球場のグラウンドで固い握手を交わした。

 詳細についてはまだ未定だが「その年の活躍に応じた台数を寄贈していきたい」が浅井のビジョン。今年はすでに記念競輪(G3)で3回優勝しており、現段階でも3台以上の寄贈は確定視されている。また、2人が投じた一石によりにジャンルを超越したアスリートたちによる「輪」がどんどん広がっていく可能性もある。今後も社会貢献をテーマとした、夢のコラボから目が離せない。

 ◇Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~ 赤星氏の社会貢献を広めるために、引退後の2010年にスポニチなどのサポートで設立。車イス寄贈と野球の底辺拡大を目指し、少年野球の普及活動にも力を注いでいる。現役時代は盗塁成功につき1台寄贈で301台。引退後も216台を寄贈している。

 ◆赤星 憲広(あかほし・のりひろ)1976年(昭51)4月10日、愛知県出身の39歳。大府高、亜大、JR東日本を経て00年ドラフト4位で阪神に入団。1年目からレギュラー外野手として活躍し、新人王のほか05年まで5年連続盗塁王を獲得。03、05年と2度のリーグ優勝に貢献した。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞6度。09年の引退後はスポニチ評論家を務める。通算成績は1127試合で打率.295、3本塁打、215打点、381盗塁。右投げ左打ち。

 ◆浅井 康太(あさい・こうた)1984年(昭59)6月22日生まれ。三重県出身の31歳。05年7月デビューの90期生。11年の寛仁親王牌、オールスター競輪でG12V。同年12月からスポニチロゴ契約を結んでおり、年末の1億円バトル・KEIRINグランプリには4年連続で出場。今年も輪界最高位のS級S班にランクしている。座右の銘は“なせば成る”。1メートル79、77キロ。

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