王子エース近藤 男泣き…今大会29イニング目の初失点

[ 2015年7月29日 05:30 ]

<日本生命・王子>好投報われず敗戦投手となった王子・近藤は涙

第86回都市対抗野球第11日・準決勝 王子0―1日本生命

(7月28日 東京D)
 男泣き。延長11回1死、162球目の打球が三遊間を破った瞬間、王子のエース近藤は両膝に手を置きマウンドで肩を震わせた。1、2回戦とも完封。日本生命にも得点を許さず、清水との投げ合いは延長まで続いた。

 しかし打線の援護なく、今大会29イニング目に失った1点が近藤に残酷な負け投手という記録をつけた。「勝てなかったことが悔しい。1死三塁で勝負したいと。カットボールが甘いところに入ってしまった」。しかし誰も近藤を責めるものはいない。「成長した姿を見せてくれた」と稲場勇樹監督はねぎらった。東京ドームの出口。「近藤君、感動をありがとう」と、オールドファンが声を掛けた。

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2015年7月29日のニュース