東海大相模・門馬監督、感涙…横浜相手に「悪役」15安打9点

[ 2015年7月29日 06:35 ]

<横浜・東海大相模>東海大相模・門馬監督(右)と握手を交わす横浜・渡辺監督

第97回全国高校野球選手権神奈川大会決勝 東海大相模9―0横浜

(7月28日 横浜)
 00、01年の横浜以来の夏の神奈川2連覇。東海大相模・門馬敬治監督は涙ながらに「渡辺先生、横浜高校に鍛えられて、成長させてもらった。素晴らしい環境で素晴らしい相手と試合ができてうれしい」と喜びに浸った。

 99年の監督就任以来、一貫して打倒・横浜を掲げてきた。06年夏に初めて決勝で対戦。7―15で敗れると、渡辺監督に「監督が(前に)出るんじゃない。後ろで手綱を引くくらいじゃないと」と助言された。「ずっと目標にしてきた」と感慨にふけった。

 試合前、横浜ファンで埋まるスタンドを見て選手に言った。「きょうは悪役だ。思い切り攻めて、悪ガキらしくやれ!」。打線は最後まで攻め続け15安打9得点。7回に中越え3ランを放つなど4安打5打点の杉崎主将は「横浜に対する思いは強かった」と通算35本目の一発に胸を張った。

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2015年7月29日のニュース