龍谷　２０年ぶり聖地へ！監督もびっくり、またも延長制す

校歌斉唱後に元気よくスタンドに走る龍谷ナイン

第９７回全国高校野球選手権佐賀大会決勝 龍谷５―４唐津商

（7月28日 佐賀県営）
　龍谷が準決勝に続いて決勝でも延長戦を制し、２０年ぶりの甲子園切符をつかんだ。０―３の８回から相手のミスに乗じて同点に追いつくと、１０回に１点ずつを取り合い、１１回に石橋が決勝打。徳山誠一郎監督は「約２０年野球をやってきたけど、こんな経験はない。選手がよくやったの一言」とかすれた声で叫んだ。

　体が小さくても肝っ玉がでかいのが今年のチーム。ダブルエースの一角・池田は１メートル６２で、この日出場した１４人の平均身長は１メートル７０に満たない。１メートル６６の３番・古賀は言う。「体は関係ない。気合、能力、技で負けるわけがないと思ってやって勝てた」。初勝利を狙う全国でも、闘志では負けない。

　◆龍谷（佐賀）佐賀市にある私立校。剣道、自転車も強豪。