巨人、セ界唯一の貯金生活!杉内の“二刀流”を原監督絶賛

[ 2015年7月8日 21:44 ]

<巨・ヤ>6勝目を挙げた杉内は原監督と握手

セ・リーグ 巨人7―4ヤクルト

(7月8日 東京D)
 巨人が3連勝でセ・リーグ唯一の貯金生活に突入した。投打で勝利の立役者となったのは杉内だ。7回1/3を115球、6安打2失点。そのバットでも4回1死満塁の場面で貴重な追加点を奪う右前打を放ち、5月23日の中日戦(ナゴヤD)で5勝目を挙げて以来、3連敗と遠ざかっていた白星を1カ月半ぶりに手にした。

 お立ち台に上がった杉内は充実した笑顔で歓声に応えた。「チームが連勝中だったので止めたくなかった。勝ちを呼び込めるようなピッチングをしたかった。きょうは是が非でも勝ちたかった」。今季6勝目。久しぶりに味わう勝利の余韻が心地よかった。

 杉内の“二刀流”の活躍に、原監督もホオを緩めた。「このところ先発ピッチャーが白星をつけてくれている。(杉内は)ピッチングもさることながら、満塁での打撃も素晴らしかった」。1点リードで迎えた4回。無死満塁から相川が二飛に倒れ、1死となって打席には投手の杉内。このチャンスを逃せば試合の流れがどうなるか分からない場面だっただけに、杉内の快打を称えた。

 この日も6番で起用した阿部にも2試合連続弾が出た。「きょうのホームランはバットもしなり、体もしなり、本来のいい形のホームランだと思う」と原監督。「少しいい流れの中でプレーできている。この流れを強めていきたい」。連勝を伸ばし、首位固めへ。手応えを感じた指揮官の言葉は力強さを増していた。

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