巨人、新外国人有力候補はイチローも認める「凄いやつ」

[ 2015年7月8日 05:30 ]

原監督も期待大!?巨人が獲得に動くことが分かったペゲロ(AP)

 レッドソックス傘下3Aのポータケットのカルロス・ペゲロ外野手(28)を含む複数の外国人野手を、巨人がリストアップしていることが7日、球界関係者により明らかになった。中でも1メートル96、118キロの巨漢を誇るペゲロはパワフルな打撃が魅力。今後の交渉で獲得となれば、混戦を抜け出す起爆剤として期待される。

 ペゲロの最大の持ち味は恵まれた体格を生かした打撃だ。メジャーでは5年間で計103試合に出場して13本塁打。昨季はロイヤルズ傘下3Aオマハで30発を放ち、今季所属する3Aポータケットでは今月4日の試合で2本塁打をマークした。体重は100キロを超えるが足も遅くはなく、守備面の不安も少ない。本職は左翼だが、中堅や右翼での出場経験もあり、チームの戦術面にも柔軟に対応できそうだ。

 日本との不思議な縁もある。05年にマリナーズに入団。11年4月19日のタイガース戦でのメジャーデビューは、イチローの守備固めとしての出場だった。同年5月17日のツインズ戦で6回に右翼ポール際へソロ本塁打し、あのイチローに「まあ、凄いやつがいるもんだね」と言わしめた。

 巨人のチーム打率・234はリーグ最下位。特に主軸の阿部、村田、長野、坂本らの不振は痛い。現状を打破するためにも、球団は打線の核になる長距離打者の獲得に向け、水面下で動いているという。他球団の関係者が「巨人が外国人野手の獲得に熱心に動いているようだ」と証言すれば、別の球団の関係者は「ペゲロには国内複数球団が興味を持っているみたいだが、なかでも巨人が一番力を入れていると聞く」と明かした。

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