阿部 6番“変更”で発奮 きっちりV犠飛「最低限の打撃はできた」

[ 2015年7月8日 05:30 ]

<巨・ヤ>6回1死三塁、左犠飛を放つ巨人・阿部

セ・リーグ 巨人5-4ヤクルト

(7月7日 東京D)
 あと一押し。頼りになるのは、やっぱり阿部だった。6回、長野の3点三塁打で同点とし、なお1死三塁の好機。外角低めのチェンジアップに体を泳がされず勝ち越しの左犠飛を放ち、この回一挙4得点の仕上げをした。

 「下半身で粘って最低限の打撃はできた」という納得の一打で、巨人を6月23日以来、2週間ぶりの首位へと返り咲かせた。2回には14打席ぶりの安打となる5号ソロを放ち、お立ち台で「ずっと苦しい思いをして、やっと打てた。練習はうそをつかないと思いました」と実感を込めた。

 原監督はこの試合、第72代4番の主砲を6番に下げた。交流戦明けでクリーンアップを外れたのは初めて。阿部は開き直った。「ストライクと思ったら積極的に振ろうと思った。ちょっと前まで、気持ちの部分で負けていた。それを払しょくするのも自分。振り回した方が相手が怖い。そんな中で冷静にやっていこうと」。この日の3打席、見逃しのストライクはゼロ。積極打法が好結果を生んだ。チームの連勝は6月2~4日以来、1カ月ぶりで、3点差以上の逆転は今季初だ。

 前日に指導を施した原監督は打順変更について、亀井の好調と同時に「少し慎之助も楽に(打たせたい)、と。力んでいる状態だった」と説明。阿部も期待に応えた。9回の守備では田中浩の一、二塁間への痛烈なゴロをダイビングキャッチしてアウトに。「普通のことです」と笑わせた。

 4、5日の中日2連戦(ナゴヤドーム)では試合前にリーグ打率トップのルナとバットやグリップの位置について意見交換。試行錯誤は続く。「4番に入ってどっしりしなくちゃいけない立場なのは分かっている。後輩(亀井)に助けられた」。謙遜したものの、自らのバットで混セを抜け出す責任感がにじんだ。 (大林 幹雄)

 ≪V率88%≫巨人が交流戦後初の2連勝で、阪神を抜いて首位浮上した。2リーグ制後、巨人が7月以降に1度でも首位を占めたのは47度目。過去46度のうち、優勝につなげたのは36度あってV確率は78%。原監督指揮下では過去8度のうち7度優勝しており、88%までV率が、アップするが今季はどうか。

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