岩隈 ワーストタイ4被弾 77日ぶり復帰も初勝利ならず

[ 2015年7月8日 05:30 ]

<マリナーズ・タイガース>1試合4被弾を含む8安打5失点で6回途中降板の岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ5―12タイガース

(7月6日 シアトル)
 右広背筋痛で故障者リスト(DL)入りしていたマリナーズの岩隈久志投手(34)が6日(日本時間7日)、タイガース戦で77日ぶりにメジャーに復帰したが、5回0/3で、日米通じて自己ワーストタイの1試合4被弾を含む8安打5失点。今季4度目の登板も初勝利はならなかった。

 「悔いが残る。(本塁打は)踏み込まれているし、内角にいってもよかった」と唇をかんだのは、味方が5―3と逆転した直後の6回。先頭セスペデスに外角低めのスプリットを中堅席左に運ばれた。続くV・マルティネスに右前打されたところで、勝利投手の権利を持って降板。しかし、救援陣が打ち込まれ、チームも大敗した。強力打線相手に許した8安打中4本が本塁打。岩隈は「感じは良かったと思うけど、ソロを4つはもったいない」と一発を嘆いた。

 それでも、4、5回はいずれも併殺でピンチを切り抜けるなど、持ち前のゴロを打たせる投球は健在。「自分のボールはある程度投げられた」と手応えもつかみ、「チームに迷惑をかけている分、取り返すつもりで頑張りたい」と今後のフル回転を誓った。 (奥田秀樹通信員)

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