誤審に跳ね返りも…ソフトB 本拠“新フェンス”対策急務に

[ 2015年3月22日 06:20 ]

<ソ・広>9回1死一、三塁、柳田の飛球は二塁打の判定に…

オープン戦 ソフトバンク3-2広島

(3月21日 ヤフオクD)
 ソフトバンク・工藤公康監督(51)が21日、本拠地最後のオープン戦だった広島戦(ヤフオクドーム)で思わぬ壁にぶつかった。新設されたホームランテラスを巡り(1)想定外の跳ね返り(2)ホームランの誤審という混乱が発生。試合は9回、明石健志内野手(29)の右前打で逆転サヨナラ勝ちし、オープン戦首位をキープしたが、「壁」対策は喫緊の課題となった。

 まだオープン戦で良かった。新装ホームランテラスの問題が本拠最終戦で浮き彫りになった。2点を追う9回1死一、三塁から柳田の放った左中間へのライナーはテラスの壁を直撃。だが、三塁塁審・杉永の手はぐるぐる回る。飯田三塁コーチは、一走・高田とハイタッチしようと手を挙げ、高田は足を緩めたが、ボールは返球され三本間に挟まれ、タッチアウト。歓声が湧いた球場は一気に静まり返った。

 「僕らから見ても分かりにくいのはあります」と工藤監督も苦笑い。結局、杉永塁審が自分のミスを認め「二塁打」と修正。試合は1死二、三塁から再開された。オープン戦だから両軍、目立った抗議はなかったが、ペナントレースならば大問題へ発展しかねない。5・8メートルのフェンスの前方に4・2メートルのフェンスが新設され、見分ける仕切りは新フェンスの頂点に付けられたオレンジ色の線だけだ。「抜けるくらいだと思った。絶対そんなこと(本塁打)はないと思った」と柳田は二塁まで全力疾走。指揮官は「選手には(最後まで)インプレーだと徹底させたい」と指示を出した。

 「壁問題」はこれだけではなかった。0―0の4回2死一塁、広島・岩本の右越えへの打球は新フェンス上部のネット部分に当たった。深緑色のフェンスは跳ね返りにくい素材だが、ネット部分はテニスラケットのように反発する素材だ。そこへ当たった打球は右中間を転々とし、一塁走者は生還。先制点を許した。「ああいうのが見られたのは良かった」と飯田コーチ。今後もチームとして傾向を探り、対策を練る構えだ。

 試合は2点差の9回無死一、二塁、中村晃にバントさせた後、強攻策へ切り替える攻撃采配で逆転サヨナラを演出し、22日の広島戦(マツダ)に勝利すればオープン戦の「連覇」が決まるが、シーズンへ向け、塗りつぶすべき課題はまだまだある。

 ▼杉永・三塁塁審 観客席(ホームランテラス)に入って跳ね返ったと見えたのでホームランと判定した。他の3人はインプレーという判断だった。シーズン中ならビデオ判定になるケース。新設されたから見えづらかったということはない。たまたま私がやっちゃっただけです。

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