阿部 開幕4番確定弾!“こだわり”左中間にオープン戦1号

[ 2015年3月22日 05:30 ]

<巨・日>4回2死、日本ハム・矢貫から左中間ソロを放つ巨人・阿部

オープン戦 巨人1-5日本ハム

(3月21日 東京D)
 復調を告げる“らしい”打球だった。巨人・阿部が「オープン戦1号」を最重要視する場所、左中間席に運んだ。

 「うまく打てた。フォークに少し(体が)たまって、ちゃんと打てた。反対方向(の打球)は僕のバロメーターなので」

 4回2死無走者。外角のフォークボールを呼び込み、強引に引っ張らず、きっちりと捉えた。「変化球を頭に入れながらいった結果」。1ボール2ストライクと追い込まれた状況で放った一発に、「やっと試合勘がつかめてきた。勝負に対しての読みが少しずつできてきている」と手応えを口にした。

 右ふくらはぎの張りでキャンプ終盤に離脱し、オープン戦初出場は14日だった。実戦不足を補うため、打席では「タイミングを(ストレートに合わせて)早めに取って、準備した状態でどれだけ(変化球を)待てるかをやっている」をテーマにする。4回の打席も始動は早めたが下半身は投手方向に流れることがなかった。理想通りのスイングだった。

 9回にはクロッタの151キロの直球を力負けすることなく右前に引っ張り、今季初の複数安打。リハビリ中もブルペンに足を運んで生きた球を見るなど地道な努力を続けてきたが、練習試合を含めた実戦6試合で23打席を消化し、結果に反映されるようになってきた。

 不退転の決意で臨んだ一塁転向は、より打撃に専念するための策。20~22日は本拠・東京ドームでのオープン戦最後の3連戦。チームがこれまで固定できなかった4番に2試合続けて座り、結果を出したことで、阿部がこのまま27日のDeNA戦(東京ドーム)で2年ぶりに開幕4番を務めるのは確実な状況。開幕4番について明言していない原監督も「最後も速い球を仕留められている。状態的には非常にいい」と評した。

 昨季は村田に4番を譲った阿部は「(4番としてファンに)期待されているし、その期待に応えられるように精いっぱい頑張る。自分が信じてやってきたことをこのままやっていい形で迎えたい」。試合前には松井、ジーター両氏のもとにあいさつに出向きジーター氏にサインをおねだり。「快くサインしてくれた。ネットオークションで売ろうかな」。打撃の復調とともに口調も滑らかだった。

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