常総走った13盗塁!竹内、宇草ともに5盗塁は52年ぶり個人最多タイ

[ 2015年3月22日 05:30 ]

<米子北・常総学院>4回2死二塁、常総学院・竹内は三盗を決める

第87回センバツ高校野球第1日・1回戦 常総学院14―1米子北

(3月21日 甲子園)
 常総学院(茨城)は大会記録に1と迫るチーム13盗塁で米子北(鳥取)を14―1と圧倒。優勝した01年以来の春勝利を挙げ、茨城県勢のセンバツ連敗を7で止めた。

 一塁側アルプス席で木内マジックの師匠もたまげるばかりだ。「俺だって、ここまでの野球はできなかっぺ」。常総学院の名将・木内幸男前監督が目を丸くした。8回2死一、三塁から一塁走者・竹内が二塁を陥れる。走って、走りまくって快記録が達成された瞬間だった。

 「できるとは思ってなかったことができて自分でもびっくり。記録は試合が終わってから知りました」。控えめな笑みをこぼす竹内はこの回、1度目の出塁で二盗、三盗に成功。打者一巡した2度目の出塁でも、二盗を決めて1イニング3盗塁だ。まだある。宇草とともに1試合5盗塁を同時達成。52年ぶりの1試合個人最多盗塁タイ記録で、チーム13盗塁も大会記録まであと1つだ。

 新チーム結成から走る意識を高め、宇草&竹内の1、2番には「行けたら行け」のグリーンライトが出ている。試合前には、入江道雄部長が昨秋のビデオで米子北・高橋の首がセットポジションで縦に動くとけん制がないというクセを発見。初回無死一塁から宇草が二盗し、打席の竹内が確認していた。そのクセを生かし、足で流れをつかんだ。「いつも投手の心を読んでいる」という竹内は、1歩目から大きな歩幅で早くトップスピードに乗る走法を体得。風呂でのストレッチで股関節を柔らかく使えるようにした成果も見せた。

 50メートル走は竹内が6・1秒なら宇草は6秒0。決して速くはない。でも、宇草は「観察眼を大事に走っている」と胸を張る。佐々木力監督は「(84年夏日本一の取手二のときから)木内監督に相手の隙を突く野球を教わってきた。“困ったときは足”をベースにしてる」と言った。13盗塁&2発で春は優勝した01年以来14年ぶりの勝利。根付く木内イズムが甲子園に吹かせた春の疾風だった。

 ≪大会記録は14盗塁≫常総学院が米子北戦で計13盗塁。74年広島商が大分商戦でマークした大会記録の14に次ぐ盗塁ラッシュとなった。個人では宇草、竹内がともに5盗塁で、63年北海・谷木恭平(早実戦)に並ぶ1試合最多タイ。また竹内は8回に3盗塁。こちらも86年甲府商・青柳信(京都西戦)、御殿場西・宇田川祐司(東山戦)のイニング最多に並んだ。

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