斎藤佑 栗山監督中継ぎ発言にメラッ「先発にこだわりある」

[ 2015年1月8日 08:33 ]

日差しを浴びながらスタンドを黙々と走る斎藤

 指揮官に「挑戦状」を叩きつけた。日本ハム・斎藤佑樹投手(26)が7日、千葉県鎌ケ谷市で自主トレーニングを開始。右肩関節唇損傷から復活しながら昨季もわずか2勝に終わるなどプロ4年間で通算13勝(16敗)。栗山英樹監督(53)は低迷が続く右腕に対し、今季は中継ぎ転向プランも模索しているが、斎藤はあくまでも先発投手としての完全復活を目指す。

 「競争はもう始まっている」――。5年目のシーズンに向けて、斎藤は強い危機感を口にした。外野フェンス沿いを黙々と走って汗を流すと、室内練習場に移動して約30メートルの距離で力強い球を何度も投げ込んだ。

 「もちろん、監督の考えもある。与えられたポジションでやるしかないが、やっぱり、先発にこだわりはある。毎年が勝負の年だが、昨年以上に気を引き締めてやっていきたい」

 開幕1軍入りし、先発ローテーションで回る。右腕の視線はあくまでそこに向けられている。

 新年の誓いは、栗山監督への「挑戦状」ともいえた。早実で夏の甲子園を制し、早大でも4年秋に日本一に輝いた斎藤を、指揮官はスポーツキャスターとしてアマ時代から追いかけ、就任1年目の12年に開幕投手に抜てきしてリーグ制覇を達成した。しかし、その後はケガもあって低迷が続く右腕に、昨秋キャンプ中には「佑樹はどこでもいけるようにしないといけない。佑樹には流れを変えられる特長が一番ある」と中継ぎへの配置転換も示唆。誰よりも勝ち運を持っていると知っているからこそ栗山監督は先発だけでなく中継ぎの適性も探っている。

 事実、昨年11月に行われた日米野球壮行試合(ヤフオクドーム)で斎藤自身もソフトバンク・日本ハム連合軍の一員として、侍ジャパンを相手に中継ぎで1回を3者凡退に退ける結果を残した。

 それでも斎藤は厳しい先発争いを選択し、生き残りに懸ける。昨季は11勝を挙げた大谷を筆頭に上沢、中村、浦野ら若手が大ブレーク。「昨年は若手が使われたが、今年はまだ分からない。それに僕もまだ26歳。2桁勝てる投手がいれば監督は使う。自分がそのレベルにいけるように努力していくだけ」と、栗山監督を“見返す”べく力を込めた。

 9日にもブルペン投球を開始する。「昨年は肩が治って、最初の年だったので飛ばしすぎた。シーズンに入って調子を落とした」と年間を通じた活躍を主眼に置く。1988年生まれの選手はいつしか「ハンカチ世代」から「マー君世代」と呼ばれるようになったが、胸の内に秘めた熱い思いはなくしてはいない。

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