“303勝ビッグユニット”ジョンソン氏 一発殿堂入り「鳥肌立った」

[ 2015年1月8日 05:30 ]

殿堂入りを決めた(左から)スモルツ氏、ジョンソン氏、ビジオ氏、マルチネス氏(AP)

 米国野球殿堂は6日(日本時間7日)、2015年の殿堂入り選手を発表。ダイヤモンドバックスなどで通算303勝を挙げたランディ・ジョンソン氏(51)、レッドソックスなどで219勝したペドロ・マルティネス氏(43)ら4人が選ばれた。投票での4人選出は1955年以来、実に60年ぶり。ジョン・スモルツ氏(47)も合わせた投手3氏は、いずれも候補1年目での一発選出だった。

 すっかり白くなったひげを蓄えた口元を緩めながら、ジョンソン氏は喜びを口にした。

 「鳥肌が立った。多くの人たちの助けがなかったら成功はなかった」

 2メートル8の長身から「ビッグユニット」が愛称。160キロ近い速球とスライダーで通算303勝を挙げた。若い頃は制球難だったがメジャー歴代1位、5714奪三振のノーラン・ライアン氏らの助言を受け、スリークオーターのフォームが完成。通算4875奪三振はライアン氏に次ぐ歴代2位だ。転機は99年のダイヤモンドバックス移籍。01年のヤンキース相手のワールドシリーズで3勝を挙げMVPに。04年には40歳で完全試合を達成。殿堂入りと同時にこの日、ジョンソン氏がダイヤモンドバックスのデリック・ホール球団社長特別補佐に就任することが発表された。

 イチローが初出場した01年球宴では先発して対戦。イチローの前にマリナーズの背番号51を背負っていたことで、日本でもなじみが深い。現役時代のオープン戦で、剛球が直撃したハトが死んだことでも有名な左腕。「殿堂入りなんて想像していなかった」と穏やかな笑顔を見せた。

 ◆ランディ・ジョンソン 1963年9月10日、米カリフォルニア州生まれの51歳。85年ドラフト2巡目でエクスポズに入団。89年途中にマリナーズへ移籍した。99年にダイヤモンドバックス移籍。その後、ヤンキース、ジャイアンツにも所属。46歳で引退するまで通算22年で303勝166敗2セーブ、防御率3・29。サイ・ヤング賞5度。左投げ右打ち。

 ▽米野球殿堂の選考方法 選考の対象となるのはメジャーで10年以上プレーし、最後にメジャーでプレーしてから5年以上が経過した選手。この条件を満たした選手は全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で候補とするか否かが決められる。候補者は同協会在籍10年以上の記者による投票で75%以上得票すれば殿堂入りとなる。候補者資格は最長15年だが得票率が5%を下回るとその回限りで候補から外される。来年はメジャー歴代6位の通算630本塁打のケン・グリフィー・ジュニア氏らが候補資格を得て殿堂入りが確実視されている。

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