決勝打の由伸 杉内に開幕第2戦の借り返した「打たないとと思った」

[ 2014年5月1日 21:48 ]

<巨・ヤ>6回1死二、三塁高橋由が左前2点適時打を放つ

セ・リーグ 巨人4―2ヤクルト

(5月1日 東京D)
 同点に追いつかれた嫌なムードを振り払ったのはベテランのバットだった。2―2とされた6回1死二、三塁、先発・杉内の代打は高橋由、フルカウントの6球目を左前に運んで2人を迎え入れた。

 今季は1度の先発出場以外はすべて代打、この決勝打には「これが今の仕事。役割を果たしたいと思った」と一振りに懸ける思いを振り返った。杉内の代打としては、3月29日の開幕第2戦、4回2死満塁の逆転機に空振り三振に倒れていただけに、その借りを返すこともできた。「ここで打たないとスギ(杉内)に勝ちが付かないので、打たないとと思った」と満足げだった。

 原監督も試合後「役割をしっかり全うしてくれた。チームにとって大きい」とのベテランを称えていた。

 最後に高橋由は「(今シーズンの)スタートを切れた感じ」と開幕から約1カ月遅れての殊勲打に思いを新たにした。レギュラーシーズン、ポストシーズンと戦いは続く。17年目、39歳にかかる期待はまだまだ大きい。

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