広島 大瀬良 プロ初完投勝利!また“虎狩り”首位守った!

[ 2014年5月1日 21:01 ]

<神・広>力投する大瀬良

セ・リーグ 広島6―1阪神

(5月1日 甲子園)
 広島のドラフト1位・大瀬良が、またも阪神を止めた。負ければ首位陥落となる一戦。だが、重圧をものともせず、甲子園のマウンドで躍動した。9回を1失点でプロ初完投。4月16日の阪神戦(マツダ)では7回5安打1失点と好投し、プロ初勝利で首位堅守に貢献した右腕が“虎キラー”ぶりを発揮。自身3勝目で再びチームの首位を守り抜いた。

 プロ初完封はあとアウト3つの場面で打ち砕かれた。9回、先頭・ゴメスに痛恨の被弾。だが、与えた得点はこの1点のみ。最後までマウンドを守り抜いた。

 何度もピンチはあった。それでも粘った。3回は連打で無死一、二塁とされたが、岩崎に犠打をさせず三振に仕留めると、後続も打ち取った。4、6回にも先頭打者に安打を許したが、得点は許さない。球数が100球を超え、疲れの見え始めた8回2死から連続四球を与えても、鳥谷を二直に打ち取った。

 打線も着実に得点を積み重ねた。3回、ロサリオがバックスクリーンに叩き込む2号ソロで先制。4回には1死三塁からエルドレッドが左前適時打。さらに2死一、二塁からロサリオの左前適時打で、この回2点。5回にはエルドレッドが左中間へ9号3ランを放ちリードを6点に広げた。

 広島は投打がかみ合っての完勝で連敗を2で止め、5月白星スタートで首位堅守。
 
 阪神は先発・岩崎が4回1/3を6安打5失点と誤算。打線も9回にゴメスの中越え5号ソロで零敗を免れるのがやっと。首位奪取はならず、20勝リーグ一番乗りもお預け。甲子園での連勝は10でストップし、球団新記録はならなかった。

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