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リーグ制覇の03年以来!阪神 甲子園10連勝 V吉兆や~

[ 2014年5月1日 05:30 ]

<神・広>堂々のセ・リーグ打点トップに立ったゴメスは甲子園10連勝に両手を広げて笑顔

セ・リーグ 阪神8-4広島

(4月30日 甲子園)
 阪神は30日、首位・広島と対戦し、先発全員の13安打8得点で快勝した。2回に4番のマウロ・ゴメス内野手(29)が中越え4号3ランを放つなど7点の猛攻。ゴメスは33打点でリーグトップに浮上した。首位攻防戦に2連勝し、リーグ制覇した03年に並ぶ球団記録の甲子園10連勝。広島にゲーム差なしまで肉薄し、1日も広島に勝てば、球団新の甲子園11連勝で首位に立つ。先発した藤浪晋太郎投手(20)も5回4失点で今季2勝目を挙げた。

 再出発は、ど派手に切った。開幕から4番に座り続けるゴメスが、チームを乗せる豪快な一打を放った。2回、鶴岡、大和、鳥谷の適時打で4点を奪い、なお2死一、三塁。追い込まれながら野村のチェンジアップを強振した。打球はバックスクリーン左まで飛んだ。

 「甘くなった球をしっかりと捉えることができた。うまく反応できたよ。積極的に打ちにいこうと思って、いい結果になって良かった」

 再出発は冷静な精神力が支えた。前日の試合で、開幕から続いていた連続試合出塁が27でストップ。それでもチームが勝てば良かった。一夜明け、普段通りに首位攻防第2ラウンドに備えた。個人記録には興味がない男は言った。「また続けるよ」。その言葉通り「中1日」の小休止を経て、主砲のバットから快音が響いた。

 再出発の裏には、向上心があった。ゴメスは打席が終わるごとにベンチ裏で行う作業がある。安打でも凡打でも、オマリー打撃コーチ補佐と打撃フォームのチェックを欠かさない。球団関係者も「ここまで勤勉な助っ人は珍しい」と目を丸くするほどだ。33打点はマートンを抜き、リーグトップに躍り出た。「打点はチームの勝利につながるので、満足している」と、勝利に導く記録にはお立ち台で胸を張った。

 ゴメスの後ろに座る5番・マートンは、2回に記録した今季最多の1イニング7得点を呼び込んだ。先頭で打席に入ると、初球を左前に運んだ。米国の272安打と合わせ、日米通算1000安打。花束を受け取っても、表情は変えなかった。日本で最多安打のタイトルを3度獲得しているだけに「時間がかかったけど、とにかく安打が出たことより、勝ったことが一番うれしい」。試合後にようやく笑顔になった。

 「GM砲」がけん引し、チームは優勝した03年以来11年ぶりに甲子園10連勝を飾った。4月は18勝を挙げ、首位・広島とゲーム差なしの2位。1日、広島を破れば今季初の単独首位に立つ。和田監督は「ここまではいい流れできている。あしたからもしっかり戦いたい」と手応えを口にした。

 「まだ首位ではない。首位を維持できるように、一試合一試合、全力でやるだけだ」とゴメス。月が替わっても、勢いを継続するつもりだ。

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