オリックス5連勝 復活懸ける2人が導いた球団新4月18勝

[ 2014年5月1日 05:30 ]

<オ・ソ>笑顔でハイタッチするオリックスナイン

パ・リーグ オリックス4-1ソフトバンク

(4月30日 京セラD)
 打った瞬間に本塁打と分かる打球が、完全復活を予感させた。同点の4回だ。オリックスのT―岡田が寺原の低めの変化球を捉えると、打球は低い弾道でバックスクリーン横へ。値千金の勝ち越し3号ソロに「完璧。いい感じで振れている」と振り返った。

 10年には33本塁打で初のキングに輝いたが、以降は16→10と下降線をたどり、昨季は出場も58試合止まりで、本塁打はわずか4本だった。「今年が野球人生の懸かった一年になる」と悲壮な覚悟で臨み、オフは肉体改造に取り組んだ。食生活を改善し、体重は約6キロ減の98キロに。キャンプでも居残りでバットを振り込む日々を過ごした。

 だが、開幕直前に腰を痛め、1軍に合流したのは12日。不在の間にチームが快進撃を続け「焦りがなかったとはいえない」と心中は複雑だったが、出遅れを取り戻すように打ちまくっている。初回の先制点も叩き出し、3安打2打点で打率は・358。「こういう試合を続けて、秋にいい報告がしたい」。自信を取り戻した26歳が再び輝きを放っている。

 復活をかけるもう一人の男にも一発が飛び出した。09年の首位打者・鉄平だ。4回、T―岡田のソロの後、四球の坂口を一塁に置いて、変化球を右翼席に運んだ。1号2ラン。昨季は楽天で54試合の出場に終わり、日本一に貢献できなかった。オフに後藤とのトレードで移籍してきた31歳は「久しぶりにあんな打ち方ができた」と驚いた。

 T―岡田と鉄平。2人の「T」の活躍でチームは5連勝を飾り、4月の月間18勝は球団新記録となった。首位攻防戦に連勝し、貯金11は97年10月11日以来、6045日ぶり。この強さ、本物だ。
 

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