原監督 大敗にカツ 阿部も坂本も代えた「チーム勝つために最善策」

[ 2014年5月1日 06:25 ]

<巨・ヤ>阿部は3回途中で交代。バットを手にロッカールームに引き揚げる

セ・リーグ 巨人1-9ヤクルト

(4月30日 東京D)
 4月最後の試合でヤクルトに1―9の大敗。4万3819人の大半を占めた巨人ファンが、9回の3失点で次々と東京ドームを後にした。3回には大黒柱の主将・阿部も早々とグラウンドから姿を消していた。試合後、原監督は説明した。

 「本当は代えたくなかった。次の攻撃(3回裏)で投手に打順が回る。(阿部)慎之助のところに投手を入れる用兵を使った」。0―1の3回、先発のセドンが4点を失い、なおも2死二塁。ここで原監督はセドンから笠原に代えただけでなく、阿部も新人の小林に代えた。東京ドームにどよめきが起こった。「チームが勝つために最善策を取った」と指揮官。ただ、打順の兼ね合いがあるとはいえ、阿部の状態が好調ならば交代の選択肢はなかったはずだ。

 打率・211。唯一の打席となった2回には中途半端にバットを出しての三ゴロに倒れた。早出特打を連日行い、必死の修正を試みるが兆しは見えない。さらに、捕手としてもリードしたセドンが打ち込まれる結果になった。阿部も「仕方がない。ああいう(一方的な)展開にしてしまったから」と言った。交代の意味、責任を主将として重く受け止めている。

 原監督は5回2死満塁で遊ゴロ、7回1死一、二塁で遊ゴロ併殺に倒れた坂本も直後の8回の守備から交代させた。「慎之助と同じ理由。ただ、彼の連続イニングをつなげるために戦っているわけではない」。坂本は開幕からフル出場を続け、12試合連続安打中だった。だが、この日は打てずに打順の兼ね合いでベンチに下げた。2人を外してまで勝ちにいったのは事実であり、原野球の厳しさを2人を含めてナインに植え付けたのも事実だ。

 4月を16勝11敗の3位で終えた。「まだ振り返ることはないが、いい月だったと思う。その中で良いところも、反省するところも出た」と原監督。課題をどう5月につなげていくか。まだ真のチーム力は発揮できていない。

 ▼巨人・坂本(連続試合安打が12でストップ。初回のバレンティンの天井直撃安打は)天井に当たると思った。レフトが気にならなかったら捕れていたと思う。(途中交代は)投手のあれ(兼ね合い)だと思うので(気にしてない)。

 ▼巨人・セドン(2回2/3を10安打6失点で初黒星)インコースに投げきれずに甘く入ってしまった。ボークは少し集中力が欠けてしまった。小さな修正をすれば大丈夫だと思う。

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