マートン 退団も「正直なところ帰ってくるか分からない」

[ 2013年10月23日 06:00 ]

帰国するマートン。来季の去就は?

 今季で2年契約が切れる阪神のマット・マートン外野手(32)が今季限りで退団し、大リーグに復帰する可能性が出てきた。

 22日、米国への帰国を前に関西空港で取材に応じ、来季の去就について「正直なところ、(日本に)帰ってくるか分からない」とした上で「小さい頃から育ってきたアメリカ、メジャーでプレーすることは誰にとっても憧れ」と明かした。

 来日4年目の今季は4番も務め、打率・314、19本塁打、85打点でリーグ2位に貢献。178安打で2年ぶりに最多安打のタイトルを獲得するなど、復活のシーズンとなった。今月3日に32歳の誕生日を迎え、大リーグに復帰するためには年齢的にリミットに近づいている。日本で結果を残し、4年間プレーしたことで技術的に向上したというマートンは「日本に来る前より、(大リーグで)いいプレーができるのではと思っている」と自信をのぞかせた。

 今季の年俸は2億4600万円。阪神は全力で慰留する方針を固めており、残留交渉では大幅増が見込まれる。一方で、大リーグ復帰を選択すれば年俸は大幅に下がるどころか、メジャー契約を勝ち取ることさえ難しい。そうした事情を踏まえた上で、大リーグ復帰の決断の時期については「もう少し時間をかけたい」と熟慮する構えだ。

 阪神への愛着もあり、「日本は第二の故郷。タイガースでプレーできたことは誇りに思う。アリガトゴザイマス」。感謝の思いだけではなく、惜別を意味するのか。敬虔(けいけん)なクリスチャンは最後に「最終的には、神様が導いてくれるところでプレーすることになる」と言った。

 ▼阪神・坂井信也オーナー 残ってもらうように交渉してもらうだけ。残ってもらえるものと思っているけどね。

 ◆マット・マートン 1981年10月3日、米フロリダ州出身の32歳。ジョージア工科大から03年ドラフト1巡目でレッドソックス入り。04年にカブスへトレードされ、05年にメジャーデビュー。06年には144試合で135安打を放ち打率・297。08年にアスレチックス、09年にロッキーズへ移籍し、メジャー通算346試合で打率・286、29本塁打、112打点。10年からは阪神でプレーし、同年に日本記録の214安打をマークした。タイトルは最多安打3回、ベストナイン2回。1メートル85、99キロ、右投げ右打ち。

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