藤浪母はひと安心「一番うれしいのは元気な姿」

[ 2013年5月27日 06:00 ]

<神・日>藤浪の母・明美さんは父・晋さん(右)とともに試合を見つめる

交流戦 阪神7-1日本ハム

(5月26日 甲子園)
 阪神・藤浪の勝利は、母・明美さんへのプレゼントでもあった。「母の日」を2週間遅れで、そして、「誕生日」を5日遅れで祝う白星になった。

 当初は12日の「母の日」に登板予定だった。大阪桐蔭入学後は寮生活で、なかなか感謝の気持ちを伝えることができなかったが、中学までは毎年、お小遣いからカーネーションを購入して母に贈っていた孝行息子。12日はウイニングボールを贈る絶好機だったが、背中から腰にかけての張りで登板回避をしいられた。

 出場選手登録を抹消されている21日は、母の49歳のバースデーだった。藤浪は誕生日前から「何か欲しいものはない?」と問いかけ、当日の朝にも「誕生日おめでとう。ところで、欲しいものは決まった?」とメール。明美さんは「私の方が、なかなか決められなくて…」と苦笑しながら、息子の「思いやり」に笑顔を見せた。

 母親思いの男だ。高校入学後初の正月休みで帰省した藤浪は、寮に帰るという日にいきなり母に語りかけた。「母さん、肩もんだろか」。親元を離れて生活してみて、母の偉大さが身に染みたのだろう。高校野球を引退後、自宅に戻ってからも「少しの間しか効果はないけど」と言いながら、自分が高校で学んだマッサージ、ストレッチを実演し、母に教えた。「優しいんですよね」。母にとっては自慢の息子だ。

 常々、「母として一番嬉しいのは元気な姿で頑張ってくれること。それだけです」と話す明美さん。この日も甲子園で観戦し、「去年の今頃は(大谷君と息子が)プロで対戦することになるとは思いもしませんでした」に目を細めていた。

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