好調楽天支える「MJ砲」高打率マギー&最多四球ジョーンズ

[ 2013年5月27日 11:24 ]

楽天のジョーンズ(左)とマギー

 楽天の新外国人コンビ、アンドリュー・ジョーンズ外野手(36)とケーシー・マギー内野手(30)が活躍中だ。ともに大リーグで実績のある強打者。評判倒れに終わることなく、現在リーグ、交流戦とも2位のチームを支えている。

 楽天の外国人打者には08年首位打者のリックら活躍した選手もいるが、ここ数年は期待外れという状況が続いている。昨季は長打力不足が深刻で、チーム本塁打数が12球団最少の52。個人最多が松井と牧田の9本と、2桁本塁打の打者が不在だった。そんなチームに待望の長距離砲が、2人同時に加わった。

 2人はともに今季チームの全45試合にスタメン出場している。ブルワーズ時代には主に5番を務めたマギーは開幕からパの打率上位を快走。5月はやや失速したものの、打率は・325と3割台をキープしている。大リーグ通算434本塁打のジョーンズは全試合で4番を任され、打率・245ながら出塁率は・408と4割超え。両リーグ最多の40四球を選んでおり、これは144試合換算で128個。98年片岡(日)の持つシーズン四球のパ・リーグ記録113を上回るペースだ。

 現在マギーが9本塁打、ジョーンズが8本塁打とともに2桁目前。互いの存在が刺激になるようで、25日の広島戦(マツダ)では今季4度目のアベック弾で快勝。楽天では07、08年に山崎武とフェルナンデスがマークした球団最多の5度にあと1とした。外国人コンビによるアベック本塁打の最多は、01年西武のカブレラとマクレーンが記録した15度。息もぴったりの「MJ砲」がどこまで迫れるか。

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2013年5月27日のニュース