マエケン5勝目もまるで敗戦投手「最悪の投球」

[ 2013年5月27日 06:00 ]

<広・楽>背中を気にしながら投球を続ける前田健

交流戦 広島6-4楽天

(5月26日 マツダ)
 5勝目を挙げ、チームが3位に浮上しても広島・前田健に笑顔はなかった。「最悪の投球。抑えないといけないところで抑えられなかった」とまるで敗戦投手の弁だった。7回8安打3失点。今季初の2桁10奪三振も、ふがいない投球内容に納得がいかなかった。

 逆転してもらった後の5回。最も気をつけていた「味方が点を取った後のイニング」だった。先頭・小斉に直球を右中間席へ運ばれた。再び援護をもらった後の7回にも下位打線に3連打を浴びて失点。最後まで制球ミスを修正できなかった。

 序盤に152キロをマークするなど、3回までは完全投球。だが、6回途中から背中に違和感が出てきたという。山内投手コーチは「今季は開幕前から(例年より)背中、腰の張りがあった」と話す。WBCに参加するために急ピッチで調整していたつけが回ってきた可能性は否定できない。ネット裏ではレッドソックスのスカウト陣が視察したが、今後に不安を残す投球に右腕は「次は自分の力で勝ち取れるようにしたい」と気持ちを切り替えていた。

 ▼広島・松山(4回2死一、二塁で右翼ポール際へ逆転3号3ラン)体が自然と反応しました。(前田健とのお立ち台では)鹿児島にいるお母さん、お父さん、今日もやったよ!

 ▼広島・野村監督(昨季開幕戦から連続試合出場していた堂林が不振で欠場)調子のいい人を使って(打つ気配のない人を)代えてみようと思った。

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