谷繁お立ち台 異例やじ要求「その方が燃えるんで」

[ 2013年5月27日 06:00 ]

<中・西>ファンのやじに、お立ち台で笑顔で応じる谷繁

交流戦 中日3-1西武

(5月26日 ナゴヤD)
 名球会捕手がお立ち台から異例の「ヤジ要求」だ。1―1の7回1死満塁、中日の谷繁が通算999打点目となる決勝左犠飛。チームの連敗を5で止めた。試合後のヒーローインタビュー中には「盗塁刺せよー!」とヤジられたが、怒るどころか「わかりました」と即答。借金7と苦しむ現状を打破するまで、耳に痛いファンの声をも甘んじて受け入れる覚悟を見せた。

 「今“盗塁を刺せ”と言われたんで、刺せるように頑張ります。チームがこういう状態だし、もっとヤジってください! その方が僕は燃えるんで」。自身の記録よりチームの勝利にはるかに比重を置く42歳。連敗は止まったとはいえ「ふがいない試合が続いているんで」と、正捕手としての責任を痛感している。元気のない若手を発奮させる意味でも、ファンにすら厳しさを要求した。

 6日に史上44人目の2000安打を達成したばかりだが、今度は過去38人が達成している1000打点に王手。左翼深くに運んだ犠飛には「(バットの)芯に当たったから抜けたと思ったけど、42歳の力を知りました」と苦笑いだが「記録のためにやったことはないし、そのうちあと1打点も挙げられるんじゃないですか」と無関心だった。

 マスクをかぶっては、小刻みにつないだ7投手を巧みにリードし、1失点リレー。苦しいチーム状態は変わらないが、屋台骨は揺るがない。

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