監督を日本一にしたい…小谷野“恩返し”決勝打

[ 2011年9月16日 06:00 ]

<日・ロ>ロッテに勝利し小谷野とハイタッチをかわす日ハム・梨田監督(左)

パ・リーグ 日本ハム2-1ロッテ

(9月15日 東京D)
 梨田監督へ贈る一打だった。日本ハム・小谷野が初回1死一、二塁から先制の左前適時打。結果的に決勝打となり「今年は監督を日本一にしたいと思ってきたが、その思いが一層強くなった」と振り返った。

 試合前のミーティングで、梨田監督から今季限りで退任することがナインに伝えられ、「正直びっくりした」と小谷野。梨田監督が就任した08年からレギュラーとして起用され、昨年は打点王にも輝いた。その恩師のためにも、負けるわけにはいかなかった。攻守に光った鶴岡も「監督を最後に胴上げしたい気持ちでやっている」と力を込めた。

 ナインの奮起に、梨田監督も「苦しい展開だったが、みんなで粘ってくれた」と屈託ない笑顔を見せた。チームは3連勝で、首位ソフトバンクとは5.5ゲーム差。きょう16日からヤフードームで直接対決に臨む。

 ▼日本ハム・ケッペル(7回無失点で12勝目)梨田さんは素晴らしい監督。(退任を聞いて)さらに監督のために一生懸命やりたいと思った。

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