「気合で…」館山、無四球完投!4年連続の2桁勝利

[ 2011年9月16日 06:00 ]

<広・ヤ>完投で4年連続となる10勝目を挙げた館山

セ・リーグ ヤクルト8-1広島

(9月15日 マツダ)
 右手中指、薬指の血行障害が完治しないまま強行復帰しているヤクルト・館山が無四球完投で4年連続2桁勝利を挙げた。

 復帰した前回9日の阪神戦(神宮)同様、本調子ではなかったが「直球が走らなければ低めに投げればいい。変化球が曲がらなくても低めに集めればいい」と粘り強かった。血が通いにくい指先は血色が悪く「感覚がない」というが言い訳は一切しない。オフの手術まで投げ抜く覚悟の右腕は個人記録には興味を示さず「チームが勝てばいい」と力強く話した。

 ▼ヤクルト・荒木チーフ兼投手コーチ(完投の館山に)中継ぎ陣が休めたことはめちゃくちゃ大きい。相手の打者をうまく誘っていた。

 ▽館山(ヤクルト)1試合5三振のプロ野球タイ 15日の広島20回戦(マツダ)で記録。セ・リーグ7人目で、プロ野球13人目。ヤクルトでは初。

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2011年9月16日のニュース