ラミ4番復帰即V弾!球団史上初の敵地全敗阻止

[ 2011年9月5日 06:00 ]

<ヤ・巨>7回無死、左越えソロ本塁打を放った坂本はラミレス(右)の祝福を受ける

セ・リーグ 巨人4-1ヤクルト

(9月4日 神宮)
 これが巨人の4番というものだ。負ければ3連敗で、優勝争いから後退する首位攻防第3ラウンド。同点で迎えた7回無死一塁。熱狂する球場全体を尻目に打席のラミレスは冷静だった。

 「あの球が、ダブルプレーを狙う彼(石川)と相手チームにとって一番良いと思っていた」。あの球とはシンカー。読み通りの初球、外角126キロを完璧に仕留めた。打球は巨人ファンが待つ左翼席へ。決勝の16号2ランに右拳を突き上げた。

 8月26日の広島戦(マツダ)以来、7試合ぶりの4番復帰。燃えないわけがなかった。1点を追う4回2死三塁から左前に同点の適時打。神宮は今季4敗2分けと相性が悪く、この日も2回に先制を許しただけに、岡崎ヘッドコーチは「ホームランはもちろん大きかったけど、その前のタイムリー。嫌な感じの中でよく打った」と称えた。

 統一球に悩む強打者が多く、ラミレスも例外ではなかった。夏場に入ると不振に陥り、8月は打率・205、2本塁打。8月30日の横浜戦(福井)では9年ぶりの7番に降格した。それでも「何年間も4番でやってきたし、4番で貢献する自信はあるが、監督の意見も尊重したい。自分が監督でも、調子が良くなければ他の人を4番に置く決断をする」と受け止めた。不振脱出に向けては、体重移動と目線の位置を再確認。そして4番復帰戦で即結果につなげた。

 ラミレスを4番に戻した原監督は「正常に戻った?そういうことです」。チームはヤクルトの今季主催試合12試合目にして、ようやく初勝利。勝負強さがよみがえった主砲の活躍で、敵地全敗という球団史上初の不名誉な記録と同一カード3連敗を阻止した。首位に3ゲーム差の2位に浮上。まだまだツバメの背中は射程圏内にある。

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