大家テンポ良く4回1失点!「18年目」の初開幕だ

[ 2011年3月8日 06:00 ]

<中・横>4回を2安打1失点と好投した大家

オープン戦 横浜0―5中日

(3月7日 ナゴヤドーム)
 チームはオープン戦4連敗。その中の一筋の光、それは大家だった。4イニングを2安打1失点。「四球を出さなくて、ストライクをたくさんとれたのが良かった。もう少しゴロが多い方がよかったけれど」。謙虚な言葉と裏腹に内容は文句なしだ。

 3回までパーフェクト。最速137キロもツーシーム、カットボールなどの多彩な変化球がさえた。4回無死で荒木、井端に連打を浴び、一、三塁から森野の左犠飛で失点も「(森野は)いい打者。投げたい所に投げてアウトにできた」。1ボールからの2球目、外角低めへ狙いすましたツーシーム。和田ら後続も断ち、最少失点に抑える投球に尾花監督も「あそこを1点で抑えたからね。いい内容だった」と話した。

 指揮官は25日巨人戦(東京ドーム)の開幕投手を15日前後に決める予定。昨季10勝の清水は左膝の故障で出遅れ。左腕・山本ら候補はいるが、昨季2勝0敗、防御率2・36の巨人との相性の良さを考えれば大家が最有力だ。93年のドラフト3位で横浜に入団してから数えて18年目。大リーグを経ての初の大役を、34歳の精密機械がグッと引き寄せた。

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