8月の月間MVP 金子千尋が2カ月連続受賞

[ 2010年9月7日 14:30 ]

 プロ野球セ、パ両リーグは7日、8月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、パはオリックスの金子千投手と日本ハムの小谷野内野手、セはヤクルトの館山投手と阪神の鳥谷内野手が選出された。金子千はリーグ8人目の2カ月連続、あとの3人は初めての受賞となった。

 3度目の受賞となった金子千は、1完封を含む無傷の5勝。オリックスは6月から3カ月連続の投手部門受賞で、2003年のダイエー(現ソフトバンク)以来リーグ史上2度目の快挙。小谷野はリーグ最多の29打点をたたき出した。
 館山は8月に故障から復帰し、4試合で2完封を含む4勝を挙げた。鳥谷は球団記録を更新する月間43安打を放ち、打率4割2分2厘をマーク。

 ≪ホールドも記録≫オリックスの金子千は7月から10連勝で2カ月連続の受賞。8月は味方の援護に恵まれた勝利もあり「リズムを大事にして投げている。それが攻撃につながっているのかな」と振り返った。
 チーム事情に合わせた変則的な登板間隔もこなし、8月は1ホールドも記録したエースは「負けられない試合が続いている。投げろと言われたところで投げるだけ」と言い切った。

 ≪8年目で初めての受賞≫日本ハムの小谷野は、8年目で初めて月間MVPを受賞した。全24試合に4番打者として出場し、持ち前の勝負強さを発揮。打率は3割6分4厘、打点は試合数を上回る29を稼ぎ出した。
 小谷野は「取れると思っていなかったので、びっくりした」と恐縮しきり。「つなげる意識でやっている。昨年、4番で打てない重圧を経験し、自分にしかできないスタイルを心掛けている」と笑顔で好調さを分析した。

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2010年9月7日のニュース