楽天再建へ 松井稼頭央獲り!

[ 2010年9月7日 12:17 ]

楽天が“新たな顔”として獲得に乗り出した松井稼頭央

 2年連続でのクライマックスシリーズ(CS)出場が絶望的となっている楽天が、来季のチーム再建に向けて、ロッキーズ傘下3Aコロラドスプリングズの松井稼頭央内野手(34)の獲得に動いていることが6日、分かった。

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 今年5月にアストロズを解雇された同選手だが、日本球界での実績は申し分なく、楽天ではまだ十分に一線級でやれると判断。松井は6日(日本時間7日)に3A最終戦を迎えるが、日本球界復帰を含め今後の動向が注目される。
 昨季の2位から今季は最下位に低迷する楽天が、来季の最大の目玉となる戦力補強へ動きだした。照準を定めたのは日米通算2048安打を誇る海の向こうの松井稼。球団関係者は「まずは松井君の意向があるが、日本に戻って来るというのであれば、調査していくのは当然。二遊間の充実にもなるし、走塁技術やスイッチヒッターでの経験は、ウチの若い選手にとってもいい影響になる」と話した。
 松井はメジャー7年目となった今季、アストロズで「2番・二塁」で開幕戦にスタメン出場。しかし、打率・141と極度の打撃不振で5月19日(日本時間20日)に戦力外通告を受けた。同24日にロッキーズとマイナー契約。3Aで62試合に出場したが、メジャー再昇格は果たしていない。その中、6日(日本時間7日)がアスレチックス傘下3Aサクラメントとの今季最終戦。現時点で来季以降に関しては「自分が必要とされているかどうかはシーズンが終われば分かること。それまでは考える必要がない」と話している。

 ◆松井 稼頭央(まつい・かずお)1975年(昭50)10月23日、大阪府生まれの34歳。PL学園では投手として活躍。93年ドラフト3位で西武に入団し、野手に転向。盗塁王3度、最多安打2度、MVPを1度獲得。03年オフにFA権を行使し、大リーグで日本人初の内野手としてメッツへ移籍した。06年途中にロッキーズへ移籍、07年ワールドシリーズ出場。同年オフにアストロズへ移籍し、09年に日米通算2000安打達成。1メートル78、83キロ。右投げ両打ち。

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2010年9月7日のニュース