久々に勝ちパターン決まる!先発の好投褒める秋山監督

[ 2010年9月7日 22:13 ]

 【ソフトバンク3-0楽天】先発投手が粘って救援陣につなぐ。打線が先制すれば投手力で接戦を制してきたソフトバンクの勝ちパターンが久しぶりに決まった。今季3度目の先発だった陽耀勲が七回途中まで無得点に抑え、秋山監督は「先発の役目を果たしてくれたのが一番大きかった」と力を込めた。

 一回、いきなり先頭の聖沢に右前打を許したが、1死後に鉄平を速球で併殺打に仕留めた。陽耀勲は「やっぱり真っすぐが走っていた」と満足げに話す。二回も先頭のルイーズに二塁打を許しながら、山崎と中村紀を直球で空振り三振。続く牧田も速球で打ち取るなど強気の投球で攻めた。
 先発が降板まで無失点だったのは8月31日以来。七回無死一、二塁からは甲藤と森福を投入してしのぎ、八、九回は摂津、馬原が淡々と締めた。
 打線が2安打にとどまっただけに、秋山監督は「こういう試合もあるね」と苦笑いしながら「先取点は一番大きかった」とうなずく。残り14試合。自己最長イニングを更新する陽耀勲の好投が、ほかの選手に今季の戦いぶりを思い出させるきっかけとなるか。

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2010年9月7日のニュース